こんにちは。アナログとデジタルの狭間で彷徨い続けているヒロ ナカムラです。


大塚文香さんの個展『MATERIALS』に行ってきました!作品はレーザープリンターを使い、版画のように色を重ねて製作する技法だそうです。いま改めてinstagramを拝見しているのですが、画面で観てもやっぱり素敵ですね~☆

僕が初めて大塚さんの作品を観たのはルモンドのグループ展『恐るべき少女たち』。一見ガーリーでポップな作風でありながら、崩れた身体のライン、物憂げな表情がまた怪しさを醸し出していて、そのギャップにザワザワしたのを覚えています。お土産に買ったミニポスターは今も部屋の目立つところに貼ってるくらいお気に入り。顔がタヌキの男性とお茶をしている女性の絵で、毎日観ても飽きない不思議な絵なのです ٩(ˊᗜˋ*)و


今回の展示作品はほとんどがモノ。当たり前ですが顔はありません。なのに可愛い。モチーフ選びもセンス抜群。そして、やっぱりザワザワするのです。このザワザワの正体は何なのか!? おそらく崩したシルエットだけでなく、デジタル処理の効果だと思いますね。わざと版をズラしたことによる違和感、パターン化されたテクスチャー(模様)でしょう。大塚さんはこの辺のバランス加減が絶妙で本当に上手い。

シルクでもリソでもなく、レーザープリンターってところもミソかもです。パッと見は印刷による版のズレのように見えますが、良~く見るとデータ上で部分的に調整されているのが分かります(←僕なりの分析)。木内達朗さんや一乗ひかるさんしかり、デジタル上で版ズレや版画のような処理を自然にやるテクニックって実はすごく難しい。僕もデザイナーやっててたまにPCでイラスト描きますが、版ズレ効果とかやると、ただ目がチカチカするだけで、まぁ安っぽいときたもんです 笑。



キャラクター性のない静物モチーフでこれだけ魅せられるのはスゴいと思います。

女性も同じで、元気ハツラツな人も好きですが、ちょっと影があったりミステリアスな人の方が魅力が増して見えますよね? 何言ってるんでしょうか僕は。とにかく「可愛い~」「カッコ良い~」を突っ走った作品も素敵ですが、少し不安定さがある作品っていうのもキュンキュンするってことです☆ しかも飽きない。 あ、大塚さんは植物画もまた最高ですよ~!

そして結局のところ、最終形態が原画であろうがプリント出力であろうが、良ければ何でも良いのです。もう、そういう時代なのです!


では、また~ ^o^/


大塚文香 個展『MATERIALS』


SUNNY BOY BOOKS

東京都目黒区鷹番2-14-15

2020.2.8 - 2.20

12:00 - 20:00(金曜定休)


大塚文香|Ayaka Ootsuka

https://www.instagram.com/ayakaootsuka/

https://twitter.com/ayakaootsuka

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