『再生』と『調整』

こんにちは。襟(エリ)が付いてる服しか着ないヒロ ナカムラです。襟最高!
ササキエイコさんの展示を観るたびに、僕は毎回“嫉妬”してしまう。職業も違うのになぜだろう。分析するに、ササキさんの作品はデザイン的なんだと思うのです。余計なものは一切入れない引き算の見せ方。最小限の情報で、感じて欲しいことを最大現に伝える。ことごとくそれに成功していて、きっとその圧倒的なセンスに僕は嫉妬しているのです。

一見、シンプルな構図で理数系っぽいモチーフが多めですが、絵から漂う匂いや音、感触や景色なんかがとっても文学的。感覚描写って言うのでしょうか。ズバ抜けていているんですよね。それも説明的ではなく、サラっとやってのけている。昨年入手したzine「Still」を観た時も度肝を抜かれたのを覚えています。しかし原画はその何倍も良いです!!(当たり前ですね) アクリル絵の具によるペインティング+部分的にコラージュする手法で、切り貼りしてある部分や、紙の質感、塗りの妙など、本当に絵に釘付けになりますよ!

人物や風景ではなく、物モチーフでここまで魅せられるのってスゴくないですか?それも電球とかフラスコ、顔のない人形、洋服のエリだけで作品にしてしまうセンス。しかもスタイリッシュ。会場を後にしても作品が脳裏に残っててなかなか離れません…良い作品の証拠ですね。なんと今回は二つの会場での同時開催です!もちろん、ハシゴ鑑賞でキマリでしょう☆
では、また~ ^o^/
ササキエイコ 個展
『再生』
dessin(デッサン)
東京都目黒区上目黒2丁目11-1
2019.7.19 fri - 8.4 sun
12:00 - 20:00(火曜定休)
『調整』
東塔堂(Totodo)
東京都渋谷区鶯谷町5-7
2019.7.20 sat - 8.3 sat
12:00 - 20:00(日曜定休)
ササキエイコ|Eiko Sasaki
https://www.instagram.com/ekssk/