谷川千佳 個展 0.3秒の温室


これまでも夢と現実の儚い世界観を鋭い感性と想像力で描いてきた谷川千佳

まばたきの瞬間に現れる無数の並行世界。丁寧に拾い集めたそれぞれの物語を鉛筆やペン、アクリルガッシュを用いたドローイングの連作として鮮やかに描いた新作展です。

日常で感じる想いに物語を加え、自身の記憶などをコラージュ的に再構成して主に女性像を通してファンタジックな世界を表現しています。まばたきをする0.3秒で目の前の世界が変わっているという白昼夢に、優しく降り注ぐ柔らかな光が印象的。

コミックからの影響がある彼女のイラストレーションは、書籍の装画や挿絵を中心に最近では短編漫画の制作や音楽アルバムのジャケットやライブステージ装飾へと活動の幅を広げています。

彼女の個展がこのタイミングで開催できたことは当ギャラリーの流れの中でとても意味があるものでした。この展示を機にコミック〜ゲームから影響を受けたイラストレーターと、これまでの日本のイラストレーションでメインストリームとされてきたイラストレーターの交わりを少しづつ増やして行こうと思っています。

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