須田浩介 個展 VIVANT MODE Collection

March 31, 2019

 

 

古来、人は動物と共存し、時にはその姿を模倣して毛皮を纏うことで寒さや危険から身を守ってきました。そんな姿をファッションのルーツと捉え、生きているファッション = VIVENT MODEというテーマで描いた須田浩介による、当ギャラリーでは三年振り二回目の個展です。

 

 

テーマは2016年の前回と同じながらも、ランウェイを歩くオリジナルの動物モチーフの衣装を着たモデルがズラリと並んだギャラリー空間は、観るものが自然と展示作品に集中できるように考えられたすっきりとした構成と緩やかな緊張感が漂う心地よいものでした。アクリルガッシュで丁寧に描かれた展示作品は、モニターを通してはわからない細かな筆致と微かな息づかいをも感じさせる意欲作揃いで、お客さんの滞在時間が長かったのも印象的でした。

 

実は須田さんがこのスタイルに至る過程で、2017年秋に当ギャラリーで企画したグループ展 a la mode〜アラモード〜がありました。モードをテーマとしたこの展示ではじめて登場したオリジナルの動物モチーフを着たモデルの絵は、これまで彼が模索していた神聖で美しい動物といまを生きる人物が、ファッションというキーワードのもとにはじめて昇華されたものでした。そこで手応えを得たこのスタイルは、その後商業施設のキャンペーン・ビジュアルに大々的に採用されて自信へと繋がったことでしょう。そこから更に洗練さを加味したものが本展で展示された絵です。

 

 

これまで彼の絵を観てきたヒロ杉山さんが初日に作品を購入してくださったり、連日たくさんのイラストレーターにもお越しいただけました。私としても、はじめて男性モチーフの絵を我が家に迎えることになった感慨深い展示となりました。

 

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